京仏壇京仏具の伝統を守る

2015年01月26日

年度経営計画発表会

 お昼休みにこのブログを書いてます。

 今日は、創業240周年・京都店開店120周年の記念すべき節目の経営計画発表会です。

 本支店と工房を結ぶテレビ会議システムも安定し快適で気分も穏やかになれます。

1-150126年度経営計画発表会

2-150126年度経営計画発表会
 12月に私から伝えた方針(期待)に対し、社員の皆が計画を作ってくれました。

 全部門が充分に方針を理解し、私のビジョンを実現するための計画を盛り込んでくれたことをたいへん力強く感じ、ありがたく思います。

 ビジョンにチャレンジし、今もなおビジネスが続けることができるのも父や曽祖父を始めとするご先祖のおかげさまです。感謝しなければなりません。

 正月に行った「母とご本山初詣」… 
 向かうビジョンがある人生はイキイキとしている。充実している。そう感じました。

 薄暗い御影堂で母と一緒に親鸞お聖人に想いを込めてお伝えしたことは…、
  ●厳しい環境にあってもチャレンジできる状況にあることを感謝します。
  ●ビジョンに向かい思いを強め、本気で真剣に取り組みます。

 南無阿弥陀仏 合掌



susumukobori at 12:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年11月27日

のみ入れの儀

1-141127のみいれの儀

2-141127のみいれの儀

3-141127のみいれの儀

 九州のお寺様とご門徒様がご来店くださいました。御本堂改修工事にあたり、お荘厳お仏具並びに内装工事のご用命を賜り厚く御礼申し上げます。

 新たにご本尊阿弥陀如来像をご新調され、本店のプレゼンルームで「のみ入れの儀」が勤修されました。

 私は、自分のこの店に入社して39年になりますが、御本尊を新しくお迎えされ、のみ入れの儀にお詣りさせていただくのは、わずか4回目のことであります。

 それほど、めったにないお寺様の尊いこの歴史の始まりに、ご住職様並びにご門徒の皆様、そして仏師とご一緒にご縁をいただけることを心から感謝申し上げます。

 合掌





susumukobori at 16:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年11月26日

京仏具とディズニー

1-141126京仏具とディズニー
 真宗本廟様御正忌報恩講の期間中は、多くのみなさんが各地から弊社工房見学にお越しをいただき心から感謝申し上げます。昨日は新潟、今日は静岡からのご来場でした。御礼申し上げます。



2-141126京仏具とディズニー

3-141126京仏具とディズニー
 いのちある材料でできたお仏具に手を合わす人々が、時には生きる力を感じてもらえることがあります。



4-141126京仏具とディズニー

5-141126京仏具とディズニー
 木地師は、「木に生がある」といいます。くせのある木、あばれる木…、鋭い感覚で木の性格を見抜いて適材適所に使い分けます。乾燥中の木が、まるであかちゃんのようなきれいな肌の仏具に生まれ変わります。



6-141126京仏具とディズニー

7-141126京仏具とディズニー
 塗師もまた「うるしは生きている」といいます。湿度や温度で、ゆっくり乾いていたうるしが急に早く乾いたりします。まるでうるしを扱う塗師の技量を試しているかのようです。



8-141126京仏具とディズニー

9-141126京仏具とディズニー
 金箔押し体験です。体験をしてもらうと、金箔を「張る」のではなく「押す」という意味を感じることができます。
 杯はプラスチックのかんたんなものですが、使ってもらう金箔は国宝迎賓館で使った金箔と同じものですから、“国宝級の金盃なんですよ!”(笑)


 工房見学にお越しいただくお客様から大切な気付きを頂戴することがあります。

 今日お越しのお客様は2回目のご来場です。前回見学の際にご覧になられた製作中のお仏具が、どのように完成しお寺にお荘厳されているのか…、見学旅行を企画され実際に参拝に行かれたといいます。

 私は常々、私たちが作る仏具は「ディズニー」と同じと言ってます。ディズニーは細部にまでこだわります。足が悪かったルーズベルト大統領の蝋人形…、ズボンの下に足を保護する器具が着いているなんて誰も見ないと思うのですが…。

 ところが10人中一人…、ズボンめくり上げる人がいます。足を保護する器具が着いているのを発見して驚き感動するのです。ディズニーは行く度に新しい細部の発見があるのでリピーターする人が多いということです。

 私たちが作る仏具も、良さを発見してもらうのは納入後です。ときには納めて10年経過してから“こんな見えないところまできちんと塗ってある!”“金箔も押してある!”と見つけてもらうことがあります。

 見えにくい良さを発見すると感動します。感動すると誰かに言いたくなるものです。そして、口コミ拡散が始まります。

 人の誕生は人生の始まり…
 仏具の完成はお荘厳の始まり…

 仏具の風格が備わるのは完成した後です。手を合わせる人々が育ててくれるのです。つくづくそう思います。



susumukobori at 21:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年11月25日

八女郡 浄徳寺様



福岡県八女郡 真宗大谷派 浄徳寺様

「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌」「開基五百年」「本堂落成慶讃」「ご住職様継職奉告」
ご法要まことにおめでとうございます。

御宮殿御須弥壇・御開山御厨子御須弥壇のご用命を賜り衷心より感謝申し上げます。
2014年11月15日
京仏具(株)小堀
代表取締役社長 小堀 進

susumukobori at 21:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年11月22日

お斎ご接待

1-141122お斎ご接待
 真宗本廟親鸞聖人御正忌報恩講です。今年もまたお斎ご接待のご奉仕をさせてもらうことができました。

 私の担当は、宮御殿(みやごでん)で真宗九派総長の方々に、紋菓・抹茶・玉露をお出しし、参拝が終わられた後、一の膳・二の膳と、お斎のご接待です。



2-141122お斎ご接待
 明治27年、私の曽祖父 小堀岩吉が京都に仏壇店「小堀岩吉商店」を独立開業しました。店は京都市内各地を何度も移転しましたが、“自分の店を出すまでは羽織袴は着ない”と決意し、おかげさまで現在のご本山前に本店を構えています。

 終戦後の昭和23年8月、父がシベリア抑留から復員、苦難の中の商店の再スタートでしたが、生死をさまようシベリアの体験が父の精神を支えました。

 東本願寺様にお勤めの職員さんたちも当時はまだ職員用の役宅がなく、住むところや食事のできる食堂も少なかったようです。

 本山でもまだ施設を造られるまでになつていなかったため、地方のお寺の出身の方は時折店に泊まっていただき朝食をしてもらい、店から出勤されていたこともありました。

 曽祖父も父も商売に熱心でまた信心深く、ご本山と共に歩ませてもらった人生です。



3-141122お斎ご接待

4-141122お斎ご接待

5-141122お斎ご接待

6-141122お斎ご接待
 ご奉仕が終わった後 私たちもお斎をいただき、なんともいえない浄らかな気持ちになります。

 帰り際、色鮮やかな庭の前で穏やかになれるのも、先人が残してくれたご縁のおかげさまです。

 合掌



susumukobori at 22:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年10月16日

百年ぶりの里帰り

2-141016大正6年のお仏具

1-141016大正6年のお仏具
 北海道空知郡南幌町 大谷派のお寺様からお仏具ご修復のご用命を賜り厚く御礼申し上げます。



3-141016大正6年のお仏具
 御開山御厨子の裏側に銘が書かれてます。寺院様と寄進人のお名前に続いて…、

 『大正六年貮月 調整人 京都東六条 小堀佛具店』

 今から100年近く前、大正6年(1917年)に当社が謹製したお仏具です。

 ご修復で里帰りです。仕事に取り掛かる前 小堀京仏具に到着し保管中です。

 私の曽祖父 六代目小堀岩吉は1895年(明治28年)1月、本家彦根から独立、京都市高辻柳馬場で開店しました。

 第一次世界大戦の開戦など荒れた時代でしたが、信心深くまた商道にも熱心に励んでいました。

 1911年(明治44年)親鸞聖人650回御遠忌の翌年大正元年から毎夏2ヶ月間を北海道に出張、22年間もの長い間 北海道のお客様とのご縁を築き上げてくれました。

 そのおかげさまで、北海道の寺院様には今もなお世代を超えた永いご縁を頂戴し感謝の気持ちでいっぱいです。

 今回ご修復の下命をいただいたお仏具は、曽祖父が52才の頃に謹製ご納入させていただいたことになります。

 今、私たちが取り組んでいることの一つに「お客様永代価値化」というのがあります。

 いっときの関係性を一生のご縁に…、一生のご縁を永代のご縁に…、関係性を永くする活動です。

 ものが売れない現代、新規開拓はコストも時間もかかり現実的な対策とはいえません。

 先人が築き上げてくれたお客様とのご縁を“なが〜〜〜〜く”ということを何よりも大切にし、社員一同取り組んでくれています。

 曽祖父が謹製したお仏具には特別な風格を感じます。お仏具をご寄進された子孫の方々のことも想像してしまいます。

 当時の苦労を思い浮かべると特別な気持ちになり自然と手が合わさります。高品質のお仏具に蘇るよう責任をもってご修復にあたらせていただきます。

 合掌


susumukobori at 17:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年08月18日

幸せ連鎖

 2014年08月15日のブログ「曽祖父の言い伝え」をご覧いただいた方が、ご親切にも変体仮名を解読いただきフェイスブックでお知らせくださいました。心から感謝申し上げます。

 また、変体仮名が詳しく載っているサイトをお教えていただき、文字一覧の中から文字コードまで示してくださいました。ほんとうにありがとうございました。

 90才の母親に解読したもらったものの、難解で疑問が残った部分もありました。どうすればよいのか困惑しておりましたが、おかげさまで晴れ晴れと心が落ち着いた気分です。

2-140814曽祖父の言い伝え
 曽祖父の言い伝えが鮮明になりました。

 『商売を一心にせよ励むべし
  この世安楽 みらい安楽      
  ひとりきて 一人でかへる弥陀の国
  あとをつゝ゛けよ家族もろとも』



3-140818幸せ連鎖

2-140818幸せ連鎖
 今年2月と昨年7月に撮った真宗本廟様の写真、「雪の御影堂」とお濠の蓮「淀姫」です。同じ四季の風景見て、ご本山に倣い歩んできた曽祖父と父…、苦難に向き合うときに心の安らぎを感じていたのでしょう。


 殺伐とした世の中…、ちょっとした人の優しさで一日が気分よくなります。嬉しくなって、自分も次にお会いする人に自然と気持ちよく接しています。

 フェイスブックでの人と人とがつながりを、心から温かく感じた出来事でした。こうして、なんとなく幸せな気分が広がっていけば、平穏な時間が続きます。

 衷心より感謝申し上げます。

 合掌










susumukobori at 17:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年08月15日

曽祖父の言い伝え

1-140814曽祖父の言い伝え
 私の曽祖父小堀岩吉が書き記した文書が出てきました。これまで口伝でしか知りえなかったことが明らかになりました。

 『相続人へ譲る事 平時に注意
  何事も時世に應じ 充分考慮して前進する事
  大正元年から昭和八年迄
  毎年七月中旬より九月中位、二十二年間
  北海全道へ出張して、樺太へ弐回行く。
  但し四十六才より六十七才迄』



2-140814曽祖父の言い伝え
 90才の母に旧字をおよそ解読してもらったのですが…、難解です。

 『商売我一心にせよ励むべし
  この世安楽 未来 安楽
  ひとりで支えて 一人でままつら 弥陀のもの
  今後をますます豊かに 家族もろとも励むべし』



3-140814曽祖父の言い伝え
 1895年(明治28年)1月、曽祖父が本家から独立、“東本願寺前に店を構えるまで羽織袴は着ない!”と決意し商道に励んできました。

 1911年(明治44年)親鸞聖人650回御遠忌の翌年大正元年から毎夏約2ヶ月間を北海道へ出張…。

 驚きです。22年間も…、67才までとは…、そして樺太にまで行っている。商売に熱心で信心に厚い人だったと父からよく聞かされました。

 曽祖父が築き上げてくれた深い関係性のおかげさまで、今もなおご縁を頂戴しビジネスをさせてもらっている…、ありがたいことです。

 当社は来年に創業240年、京都開店120年の節目を迎えます。亡き父や親族と同じ居場所から眺める御影堂…、曽祖父が御本山前のこの地に店を構えてくれたことに感謝しなければなりません。南無阿弥陀仏 合掌

susumukobori at 23:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年07月15日

京仏壇・京仏具の価値を伝える

 京仏壇・京仏具の製造工程と流通はそれほど複雑ではありません。

1-140716京仏壇京仏具、価値を伝える のコピー
 標準的な工程の一例です。京都では細分化された工程を専門技術者の分業で進めます。

 尊い信仰心によって需要側が高いレベルの品質を求めました。供給側はそれに応えるために仕事領域を集中し専門職化しました。

 例えば、「うるし塗り」の次工程の「蝋色(ろいろ)」は、塗り上がった表面を磨いて仕上げる工程ですが、それだけで専門の技術者が登場します。

 蝋色師には塗師の技術水準が一目で判る訳ですから、職人は常に次工程のチェックと評価を気にすることでしょう。モチベーションを高めることもあります。

 木地師はうるし塗りで厚みが増える分を差し引いて木を削ります。次工程への微妙な気遣いが必要になるのです。



2-140716京仏壇京仏具、価値を伝える
 御本尊を安置するメインのお仏具、本願寺派用宮殿(くううでん)の斗組です。宮殿の屋根を支えるのに重量を分散させるパーツです。数多い部品がパズルのように組み込まれていきます。



3-140716京仏壇京仏具、価値を伝える
 隅々まで漆箔作業ができるよう分解性良く組み込みます。また分解可能な構造が将来、修復をし易くします。


 日本人の信仰にある山川草木悉皆成仏…、すべての自然が私たちを生かしているという思想です。

 私たちは木やうるしなど、いたっていのちある材料を使います。そしていのちある材料で完成したお仏壇やお仏具に手を合わせ、ときには生きる力を感じてくれる人がおられるのです。

 ここに私たち、仏壇仏具を作る存在意義があるというこうとです。

 京仏壇・京仏具を扱う店はこれらの工程をアッセンブリーする製造元でもあり、完成した製品は小売り販売します。

 京仏壇・京仏具は高額なだけに余分な流通コストがかかっているのではと疑念を抱く方もおられるかもしれません。しかし、流通組織を抱えることもない製造小売りの業態です。

 一次問屋や二次問屋など複数の中間業者を経由することもありませんので至ってシンプルです。流通コストもセーブされます。

 ではなぜ高いのか?

 精魂込めて細部まで精度の高い製品を作っていることがコストに跳ね返っているということなのです。

 但し、「手間=価値」は作り手や供給側の言い分です。時間をかけ丁寧に作っているからという価値の押し付けだけでは通用しにくい時代です。

 新しい技術や材料の登場で、完成した瞬間は一見京仏壇・京仏具と似たような製品が作れるようになりました。10年後、20年後には違いが鮮明に判るようになるのですが…。

 価値の見極めが難しい製品を作っている私たちのじれんまです。判りにくい価値をどうやって伝えればいいのか…。工夫が必要です。京都の業界人に課された重要テーマの一つです。



susumukobori at 21:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年07月12日

小堀京仏具工房の主張

1-プロシューマー型開発工房
 塗りの部屋で下地の説明…



2-プロシューマー型開発工房
 資料館に展示の面の見本…



3-プロシューマー型開発工房
 工房に咲く蓮…



 お取引関係の皆さんの工房見学会でした。

 当社「山科工場」は1969年(昭和44年)に開業、当時はお仏壇の製作が追い付かず、京仏壇が他の物価以上に高騰することから自社工房による生産体制づくりを踏み切りました。

 1996年(平成8年)に現在の「小堀京仏具工房」を移転設立、独自の製品づくりを進めています。

 「小堀は職人に場所を提供しているだけ…」と、表面だけを見て批判的な意見をいう人がいますが、事実はまったく違います。当然、当社先人の努力や苦労を知る由もありませんのでいたしかたがないことかもしれませんが。

 当社工房の「木地」「塗り」「金箔」の職人代表者は元社員です。より技術を高め生産性を向上するための施策として、技術系社員の独立制度を推進しました。

 結果は品質が高まり、働く職人さんのモチベーションも上がり大きな成果です。

 京仏具(株)小堀が機械や道具の設備投資と材料の資金支援をし、このことにより製品の独自化と新製品開発力が高まりました。他社にない高品質の仏具づくりを実現しています。

 現在、工房で活躍してくれている職人代表者は、「後田文武(木地師、経験年数30年)」「中辻利昭(木地師、経験年数42年)」「前田俊治(塗師、経験年数35年)」「川北登(金箔押師、経験年数28年)」です。

 京仏壇京仏具は日本人の尊い信仰心と感受性が需要側の水準を高め、それに応えようとして供給側の技術が育ちましたが、単に「仕事をする場所の提供」だけでは到底実現するはずがありません。

 そこには、一生懸命に良いものを作ろうとする高い志が必要です。工房で働く職人さんたちには常に良いものを作ろうとする精神があります。「まだまだです。一生勉強です」といい、それこそが生きがいであり人生そのものなのです。

 彼らは元社員だけに、当社の理念に共鳴し方針を理解してくれています。当社が要求する高い水準に応えようと、互いに力を合わせて技術研鑽に取り組んでくれています。

 お客様の幸せに貢献するために、自主的に品質改良の研究をもしてくれ、時には新商品までも作ってくれる、お客様の目を持つ生産者なのです。

 言わば、プロデューサー(生産者)×コンシューマー(消費者)⇒プロシューマー型開発

 これが私たち工房がもつ機能の一つでもあります。



susumukobori at 12:12|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!

2014年06月24日

台湾から工房見学

 遠方からのご来場、ありがとうございます。

 今年5月の訪日客は台湾からが最高だったそうです。

 東日本大震災のとき、真っ先に多額の支援をくれたのが台湾…、すごく親日です。

 感謝しなければなりません。


1-台湾からの工房見学
 木地の部屋



2-台湾からの工房見学
 塗の部屋




3-台湾からの工房見学

4-台湾からの工房見学

5-台湾からの工房見学
 アルミ製納骨壇組立ライン



6-台湾からの工房見学
 金箔押し体験…、うまいもんです。



7-台湾からの工房見学
 プレゼンツールは台湾中国語です。

 さて…

 私たちのミッション、お仏壇ハッピーエンドものがたり伝わるのでしょうか?

 心配していたのですが十分に伝わりました。

 翻訳いただいたのは、台湾の留学生 許さん

 ありがとうございました。

 感謝です。


 日本の訪日客増加とともに弊社工房にも海外からのお客様が増えてきました。

 おかげさまで今…

 英語、スペイン語、ロシア語、台湾語(中国語)のプレゼンツールがご用意できます。

 海外からの仏壇工房の見学で、

 日本の伝統技術の良さが世界に広まることを願います。



susumukobori at 22:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年06月11日

日本の伝統美を世界へ

 今週は工房見学会が続きます。昨日は砂川地域女性会さんと愛知県崇福寺様。今日は京都藝術学の皆さんのご来房でした。

 砂川地域女性会の皆さんは、下鴨神社〜西陣織会館〜三室戸寺、そして小堀京仏具工房にお越しいただきました。


1-工房見学 砂川地域女性会様
 「技術の伝承」について説明の後、3グループの見学案内担当の紹介です。



2-工房見学 砂川地域女性会様
 記念写真です。“いちたすいちは〜”で、最高の笑顔…、耀いてます。



3-工房見学 砂川地域女性会様
 木地の説明です。木に触れて木の温もりが感じてもらいます。



4-工房見学 砂川地域女性会様
 うるしは「酸化結合」によって乾きますので適当な温度と湿度が必要です。正面奥に見える「室(むろ)」に入れて乾かしますが、大きなものは濡れた布をかぶせます。



5-工房見学 京都藝術学舎様
 造形芸術大学の公開講座「京都藝術学舎」、藤井秀雪先生の「京都の伝統産業の場・もの・ひとから学ぶ」です。



6-工房見学 京都藝術学舎様
 金箔の部屋です。受講生の皆さんはたいへん勉強熱心で次々に質問が飛び交います。



7-工房見学 京都藝術学舎様
 仕立の部屋です。寺院で使われる障子やふだん見ることのない仏具に興味津々です。

 仏具は仏様のお道具です。煌びやかな荘厳美に感嘆の声が上がります。

 価値の押し付けではなく、日本人が日本の伝統技術の良さに気づき、誇りをもって技術応用が世界に広がることになれば嬉しいことです。

 後半のプレゼン「お仏壇ハッピーエンド物語」では、何度も大きな拍手をいただきパワフルなご婦人の皆さんから励みをもらいました。心から感謝申し上げます。

susumukobori at 22:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年05月29日

お経卓、800年前と現代

1-鎌倉時代の卓
 以前にも紹介しましたが、縁があって現在当社保有の鎌倉時代の経卓です。

 鎌倉時代以前はこれよりも足が短い経卓でした。僧侶が、座禅の結跏趺坐(けっかふざ)や胡坐(あぐら)の座り方をしていたからです。また、鎌倉時代以降は巻経が転げ落ちないよう天板の両側に筆返し付くようになりました。

 小原二郎先生の書籍に、「千三百年たった法隆寺のヒノキの柱と新しいヒノキの柱とではどちらが強いかと聞かれたら、それは新しいほうさ、と答えるに違いない。だが、その答えは正しくない。」とあります。

 ヒノキは伐採された後、2~300年に向かって強くなる。1300年経った法隆寺のヒノキは伐採されたときよりもまだ1割強いといいます。

 仏具に詳しい専門家にこの経卓を見てもらうと…、
 「意匠は似たようなものを作れてもこの細い脚ではすぐに壊れてしまう…」
 800年以上も経つというのに少々力を加えてもビクともしない。堅牢で頑丈です。

2-鎌倉時代の卓

3-鎌倉時代の卓
 そして今回、現代の名工が同型の経卓を製作してくれました。



4-鎌倉時代の卓

5-鎌倉時代の卓
 一回り大きいサイズですが同じ意匠です。さぎ足型です。

 私たちには日本の伝統技法を伝承する役割が求められるます。いのちある材料を使いていねいに仏具づくりをする職人さんの思いを伝えることができれば嬉しいことです。



susumukobori at 16:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年05月19日

動画ご納入例 妙専寺様


 宮崎県延岡市 浄土真宗本願寺派 称揚山 妙専寺様のムービーです。

 八間本堂四間御内陣の壮大な本格的木造建築です。

 御宮殿御須弥壇を始め唐狭間・巻障子の他、お荘厳一式のご用命を賜り心から感謝申し上げます。
 
 いのちある材料を使い精魂こめて謹製されたお仏具にご信心深い皆様がお手を合わされます。

 今後は高品質の維持に徹しアフターサービスに努めさせていただきます。
 




susumukobori at 15:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年05月06日

妙専寺様落慶法要

 こんばんわ!お仏壇ものがたりの小堀です。

 今日は宮崎県延岡市の浄土真宗本願寺派 称揚山 妙専寺様の落慶法要にお詣りさせてもらいました。

 八間本堂四間御内陣の壮大で理想の木造御本堂を完成されました。お荘厳お仏具一式のご用命を賜り心から感謝申し上げます。


1-延岡市 妙専寺様

2-延岡市 妙専寺様

3-延岡市 妙専寺様
 ご住職様をはじめご寺族、お壇家様の厚いご懇念により本日、落慶ご法要を勤修されまことにおめでとうございます。
 多くの人々が親鸞お聖人のお声に耳を傾けられ、安らぎを深められますよう願います。



 外陣正面上部の六鳥欄間が参詣者をお浄土の領域へ迎え入れてくれるかのようです。
4-延岡市 妙専寺様
 白鵠(びゃっこう)

5-延岡市 妙専寺様
 孔雀(くじゃく)

6-延岡市 妙専寺様
 鸚鵡(おうむ)

7-延岡市 妙専寺様
 舎利(しゃり)

8-延岡市 妙専寺様
 迦陵頻伽(かりょうびんが)

9-延岡市 妙専寺様
 共命(ぐみょう)





11-延岡市 妙専寺様

10-延岡市 妙専寺様

12-延岡市 妙専寺様
 御宮殿・御須弥壇(ごくうでん・おしみだん)、そして阿弥陀如来様です。



13-延岡市 妙専寺様

14-延岡市 妙専寺様
 式典では感謝状並びに記念品を頂戴したいへん光栄の至りと心から感謝申し上げます。



 いのちある材料を使い精魂こめて謹製されたお仏具にご信心深い皆様がお手を合わされる。この後は高品質の維持に徹しアフターサービスに努めさせていただきます。

 そして、お念仏の救いの尊さを味わうよろこびとやすらぎを深められますよう念じ申し上げます。


susumukobori at 23:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年03月05日

伝統の価値革新

 昨日、海外のお客様が小堀京仏具工房の見学に来られました。

 金箔押し体験に大興奮の女性、
 自身が貼る金箔がみるみるきれいに変貌していく様に…

 「なんで?」
 「どうしてなの?」

 全身から喜びを表現される。
 日本人の見学会では見ることがないシーンです。

 そんな姿に、私たちもなんともいえない喜びを感じます。
 見慣れた日本の伝統技術の良さに誇りさえも感じます。

 私たちが思ってる以上に価値を感じられる。
 これは世界に広げる大きなチャンス…、そんな気付きをもらいました。

 一通りの金箔体験を終えると…
 自分の携帯電話にも金箔を貼りたいとおっしゃる。

 「金箔が乾くまで携帯電話、使えなくなりますよ!」
 「貼ってもめくれて汚くなりますよ!」

 「いいの!いいの!!」
 「日本の伝統技術、素晴らしい。それを携帯に貼りたいの」


3-140304金箔体験
 マスキングテープを貼った上に金箔を押します。



2-140304金箔体験
 アイフォンがゴールド&ホワイトのストライプに…



1-140304金箔体験
 お出ししたコーヒーにも食膳金箔を入れて大喜び…


 私たちが毎日見る伝統技術。私たちにとっては当たり前のこと。ここに盲点があるのかもしれません。価値を感じる感覚がマヒしてしまってるのでしょうか。

 世界の人から見れば、「こんな素晴らしい技術をどうしてもっといろんなところに使わないの?」となる。

 海外の人からもらう気付き…、伝統技術の価値再発見です。
 世界の人と伝統技術応用のアイディアを考える機会があれば、もっと可能性が広がりそうです。



susumukobori at 21:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2013年12月06日

技術を伝える

1-前狭間彫

2-前狭間彫

3-前狭間彫

4-前狭間彫

 お仏壇正面の前狭間の彫刻、牡丹山雀…

 今にも小鳥が飛んでいきそうです。

 1本のヒノキ材をこれほどまで繊細に生き生きとした姿に彫りだす技術に圧倒されます。
 
 昭和28年初秋、平安西六條 石割さんの遺作で、裏側に銘が刻まれてます。

 小堀京仏具工房資料館にある中でも大好きな展示物です。



5-前狭間彫

 こういった技術が伝承されず途絶えてしまうことが残念です。

 伝統技術の良さに触れていただきたいという想いで、工房見学のお誘いをしていますが、この頃は海外からのお客様も増えています。

 優れた仏具を世界の人々にも見てもらいます。

 みなさんもよろしければぜひ工房にお越しください。

susumukobori at 12:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2013年11月28日

真宗本廟様 報恩講お斎ご接待

 大谷派保信会加盟業者がご奉仕する報恩講のお斎ご接待です。
 紋菓・抹茶・煎茶、膳の出し方など、所作をお教えいただけてたいへん勉強になります。

 今日は宮御殿でした。厳粛な空気の中で背筋がしゃんと伸びます。そんな中で、実は調度品に触れることができるのも密かな楽しみです。



1-131128真宗本廟様 報恩講お斎ご接待

2-131128真宗本廟様 報恩講お斎ご接待

 熱伝導率が高く水をきれいにするといわれ、皇室でも代々使われていたのが錫製の酒器です。ご本山の錫製徳利には牡丹紋が刻まれてます。



3-131128真宗本廟様 報恩講お斎ご接待
 御膳の漆塗り…、ものすごくむっくりしています。濃い漆が分厚く塗られたカンジなのです。触れるとゴム質のように柔らかくて温もりを感じます。

 我々の常識は「高品質=蝋色研ぎ出し」です。シャープな塗を求めてしまいます。しかし、そのこと一辺倒では、私たち作り手側の価値の押し付けにすぎません。

 研いで磨いて綺麗に仕上げるという作り手側の欲求よりも…
 盆に乗せた椀がすべらないように…
 温かい椀物が冷めないように…
 使い手側に優しいということ。
 御膳に触れてそんなことを思い一人楽しんでいました。

4-131128真宗本廟様 報恩講お斎ご接待

5-131128真宗本廟様 報恩講お斎ご接待

6-131128真宗本廟様 報恩講お斎ご接待

7-131128真宗本廟様 報恩講お斎ご接待

8-131128真宗本廟様 報恩講お斎ご接待
 そして、なによりもの楽しみが、目を奪われるすばらしい紅葉…
 宗務所から大寝殿、宮御殿へ…、ご本山の建築様式との組み合わせがみごとです。
 一瞬にして娑婆から浄らかなお浄土への世界が広がります。

 午後は四国「紙のまち資料館」のみなさんが工房にご来場…、ギリギリ間に合い「技術の伝承」についてお話をさせていただきました。そして今、銀座です。LAOX銀座本店の開店…、なんとか間に合いました。

 報恩講期間中は年々忙しくなるのですが、お斎のお手伝いだけは続けたいものです。来年もどうぞよろしくお願いいたします。













susumukobori at 23:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2013年11月22日

訪日客に日本美を伝える

 昨日は第119回目のプレスリリースでした。
 「ラオックス銀座本店に京仏具を出品」し、世界からの訪日観光客に日本の伝統美に発信」します。


日本の伝統美 阿弥陀如来像 截金入り




日本の伝統美を世界に発信

〜 ラオックス銀座本店に京仏具を出品 〜


 仏壇仏具製造小売の「京仏具(株)小堀」(本店 京都市下京区)は、京都の伝統技術を駆使した最高級の仏像を始め高級念珠を、外国人観光客向けに販売展開をするラオックス銀座本店に出品し、優れた日本の伝統工芸の魅力を世界に向けて発信します。

 今年上半期、日本に訪れる外国人は前年比23%増え、政府目標の1千万人を達成する勢いです。ラオックスでは日本の伝統文化をアピールするために新たに伝統工芸品コーナーを設置しました。中でも歴史ある京都ブランドを展示するということで、今年4月からはラオックス秋葉原店に小堀製品を出品しています。

 ラオックス銀座本店は11月28日にオープンの予定で概要は次の通りです。
 ・店舗名 ラオックス銀座本店
 ・住 所 〒104-0061東京都中央区銀座七丁目9番17号
       銀座ヤマトビル1・2・3F(中央通り沿い)

 ・電話 03-6858-3231
 ・営業時間 午前10時〜午後9時
 ・取扱商品 時計、ジュエリー、化粧品、伝統工芸品、食品、海外向け家電

 同社からは、日本の伝統技術の粋を極めた仏像や仏具、高級念珠などを出品し、日本の美を発信します。仏像は極細に切った金箔を貼り付け文様を表す伝統技術「截金(きりかね)」入りの阿弥陀如来像。最高級の念珠は国産けやき材に同社工房で国産(浄法寺漆)のうるしを塗ったうえに金を撒いた「天金(てんきん)」。
その他に仏具や仏画などを出品する予定です。
 小堀進社長は、「仏壇仏具には心が穏やかになれる力がある。商品の販売とともにメッセージを添え、心の豊かさを世界に広める場になればいい。東京オリンピックもそんな後押しになるのではないでしょうか」と、ラオックス銀座本店の出品に期待を膨らませます。




susumukobori at 22:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2013年10月05日

孫目線の工房見学

 岐阜県から光永寺様の皆さまのご来場です。東本願寺様教如上人ご法要に参拝の後お越しいただきました。

 お昼前に連絡があり1時間強早くご到着。

 今日が最初で最後のご縁にならないよう最大限喜んでいただこう…

 そんな想いからいつもご来場1時間前に出迎えるスタッフ全員でミーティングを実施しますが、今日は少しあわてました。


 見学の説明は岐阜県担当の新入社員中澤君…、今日が初めての案内です。

 昼食を抜いてまで練習をしたそうです。ご来場前にはリハーサルもやりました。

 「用材」「木地」「塗り」「金箔」「仕立」の各部屋を立派に説明してくれました。

 若い人が一生けんめいに取り組んでいる姿にご高齢のお客様は孫目線です。

 温かくうなづいてくださりおおきな励みをいただいたことでしょう。



、そして金箔押し体験、こちらも新入社員の遠藤さん…

 すでに20回程実践を積み完璧です。


1-131005金箔体験
 接着剤を塗り杯に金箔を乗せます。わずかな風でも金箔は飛んでしまいます。



2-131005金箔体験
 杯が金箔でかくれるまで金箔を乗せます。



3-131005金箔体験
 綿で押さえ杯に金箔を接着します。



4-131005金箔体験
 完成です。5日程乾燥後ご使用ください。



5-131005お仏壇ハッピーエンド物語
 最後に私たちの使命「お仏壇ハッピーエンド物語」…、皆さん何回も拍手を頂戴しありがとうございました。64才の私にまで子や孫を想うような温かいお心をいただきました。



6-131005小堀京仏具工房見学 お見送り
 スモークガラスのバスの窓でしたが、笑顔で手をふってられる皆さんの姿がはっきりと目に入りました。

 さすが信心の厚い真宗門徒の皆さんです。日々の暮らしの中で浄土真宗のみ教えを大切にされてます。

 最後までご熱心にお聴きいただきましてありがとうございました。

 そして担当してくれた新入社員二人にも感謝です。

 あっ!もちらん先輩社員のみなんさも…

 おつかれさまでした。






susumukobori at 16:06|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!