2016年06月08日
「知」よりも「感」の京仏具共感工房

本願寺派坊守様の工房見学会でした。奈良からお越しいただきました。

乾燥中の材木に触れていただき、匂いを感じてもらいます。

木地の部屋です。製作中の本願寺派御宮殿(ごくううでん)を色々な角度からご熱心にご覧いただきます。


うるし塗りの部屋です。うるし独特の匂いを感じていただき、塗師の道具である刷毛を手に職人さんの感触を味わってもらいます。

金箔の部屋です。接着剤として使ううるしが発する強い匂いにも、いのちのある材料を感じます。


金箔体験です。体験はコミュニケーション、お手伝いするスタッフと共に工房が共感の場となります。

仏具資料館に展示の彩色サンプル…、大好きです。

社会貢献活動の「使用済みろうそく寄贈」で使うパッキンケースとケースに貼る「スマイルシート」「サンクスシート」です。
今日の見学会には京都中小企業振興センター(KPC)さんから取材にご来場いただきました。
見学会に一緒にご参加いただき私たちの思いを伝えさせてもらいました。
工房見学は人と人とがつながるコミュニケーション。そして「知」よりも「感」です。
いのちある材料に触れる…
木の香りやうるしの匂い…
道具を手に職人さん気分…
そして、実際に金箔を押す。
右脳の記憶容量は左脳の100万倍という。
「知」は忘れても「感」は記憶に残る。
今月は工房見学が続きます。お越しいただく皆さんとの出会いが楽しみです。
見る知るだけでなく、多くを感じてもらえるよう様々な場面をご用意してお待ちしております。
奈良の坊守意様のみなさんにはたいへんご熱心にご覧いただき、体験にもチャレンジしていただきありがとうございました。感謝申し上げます。