2015年12月31日

お内仏お手入れ

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 大晦日の今日、恒例のわが家の御本尊お身拭いとお内仏のお手入れ…、唯一私が担当する年末行事です。

 1978年謹製、1981年12月自宅新築時に購入した新様式のお仏壇です。伝統技術の素晴らしさに唸ってしまいます。

 ほど良い光沢が上品な溜め…
 堅牢で深みのあるためうるし塗り…
 寸分の狂いもない檜材を使った木地…

 40年近く経った今もなお、手入れの度に良さを発見する。不思議なくらいです。

 うるし表面をわずかな水分を含んだ布で磨くと完成した当時の色艶が蘇る。
 金粉表面の埃をやわらかい布でぬぐうと溜めがすっきりと現れる。

 当時、完璧な仕事にひたすらいそしんだ今は亡き伝統技術者を思い出します。

 その道40年という卓越の技術者であっても、皆が「まだまだ修行」「一生勉強」と言います。

 お寺で精神修行をするかのよう、究極の学ぶ姿勢が魅力ある逸品を遺してくれました。

 日本の優れた伝統技術が一般市場に流通しにくくなり残念なことです。

 しかし、世界に目を広めると 日本の文化、高度な伝統技術を見ようとする人、興味を持つ人がいます。草の根ですが道を切り開いていきたいと思います。



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 汚れがひどく念入りに磨いた仏具が「土香炉」と「香盒」…、まるで新品のようです。浄らかに元旦の朝を迎えられそうです。


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