2015年06月07日

信仰需給バランス

1-150607信仰需給バランス

2-150607信仰需給バランス
 阿弥陀堂を覆っていた工事屋根の解体が進み、薄暗かった後拝が阿弥陀仏の光明で照らされています。



2-極限美に接する
 御本山の御宮殿(ごくうでん)が小堀京仏具工房から阿弥陀堂へ戻され組み立てが始まりました。



4-150607信仰需給バランス

5-150607信仰需給バランス
 入れ替わりに名古屋別院様の御宮殿が仮組みされ、工房には再び巨大お仏具が登場しました。御本山の御宮殿と同サイズです。


 
 2013年4月の御宮殿分解時は、明治造営時の宮殿師と当社の宮殿師との知恵比べでした。いたるところに隠し栓があり、現在の仏具とは異なる複雑な構造に戸惑いました。

 修復前後の2度の仮組みによって組み立て技術を習得し、阿弥陀堂内での限られた環境での作業がスムーズに行われています。

 御本山のお仏具は歴史に残る逸品で現在の技術では復元困難なものが多くあります。技術的には製作可能なものであっても現在の一般市場の中で作ることは難しいでしょう。

 日本人の信仰心が需要レベルを高め、供給側がそれに応えるために技術水準が高まりました。また、私の父や曽祖父も信心深い人でしたが、作り手側にも熱心な真宗門徒が多かったと聞きます。

 こうした需要側と供給側に同等の仏教精神があることから、目を見張るような精巧美麗な仏具を生み出すことができたのでしょう。

 物量の需給バランスだけではなく信仰心の需給バランスが如何に大切であるかというこです。


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