2015年03月23日

母のこころ

150323母の病院

 母を病院へ連れて行きました。

 “世話できる間にやっといたら悔い残らないよ”、うちの家内がしみじみと言います。時間がある限りそうします。

 老いていく母に哀感と優しさを込めて世話をしてくれる家内に頭が下がります。感謝します。(面と向かっていえないのですが…)

 認知が進む母ですが、今日はジョークも通じました。車に乗るとき、“運転するか?”というと、“やめとくわ!”と笑顔で返事してくれました。

 昔のことはしっかり覚えています。仕事のことやシベリアから復員し我社を立て直した父のことになると話がはずみます。60年も前のことです。

 1月に発行した由来記の元データを作ってくれたのも母です。我社の商店としての復興に父と共に苦労を重ねる人生でした。

 私が小学校の頃…
 わが社のコピー、“感謝の礼拝 平和な家庭”
 新型仏壇のネーミング、“灯(ともしび)”
 社歌、“感謝のシンボル 炎のマーク♪♪”
 夜、よく父と二人で話し合っていました。今もそのシーンが鮮明に思い浮かびます。

 元気な間にもっと話を聞いておきたいと思います。60年たった今もなお、初めて教えてくれることがあります。確かに家内の言うとおりです。

 そして病院へ連れていった後は、なんとも言えない浄らかな気分になっている自分に気づきます。本山やお墓詣りで手を合わせたときと同じ気持ちです。

 老いても子を思う母の心が、そう感じさせてくれてるのかもしれません。


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