2013年06月21日

悲しみをともに工房見学

 おはようございます。

 お仏壇ものがたりの小堀です。

 昨日は、ハラハラ、わくわく…、そして悲しみをともにする工房見学会でした。

 次期会長へバトンタッチの京都平安ライオンズクラブ最終引継例会でしたが…

 たいへん申し訳なかったのですが途中退席させてもらい大あわてで工房へ移動、昼食も抜きでした。(お腹の調子が悪いのでちょうどよかったです。)

 九州から本願寺派寺院様のご来場になんとか間に合うことができました。

 お荘厳お仏具並びに内装工事一式のご下命をいただき、製作状況をご覧にお越しをいただきました。


1-130620前卓の彫物
 ご修復前の前卓(まえじょく)の彫物です。細かな彫刻でたいへん立派です。



2-130620上塗りの部屋
 上塗りの部屋はホコリが入らないよう、窓越しにご覧いただきます。



3-130620信心深いご門徒さん
 ご住職様お檀家のみなさんの厚い懇念が伝わってきます。

 
 ご注文のお客様が工房見学にお越しいただくということには深い意味があります。

 単に製作工程をご覧いただくだけではありません。

 職人さんと出迎えるスタッフには、一層責任の重大さに気づくことができるのです。

 信心深い真宗門徒の皆さんの期待が感受でき、なんとしてでもいいものを作ろうという思いが高ぶります。

 皆さんの高い信仰心が一丸となって近くご本堂改築が完成、12月にはお仏具をご納入させてもらいます。

 

 日本では、596年に最古の仏教寺院 飛鳥寺が完成してから100年余りの間に、530もの寺院が建立されたそうです。古代朝鮮で最もたくさんの寺院を造ったとされる百済でさえ100年余りで50程です。

 日本独自の信仰心が仏教文化を育て、歴史に数多くの宗教具の逸品をも残してきました。


 私たちがどんな思いでお仏具を造らさせていただいているのか…、お仏壇ハッピーエンド物語のプレゼンテーションで涙されるご夫妻がおられました。

 お帰りの際にお話しいただいたことは、お嬢さんと息子さんを同時に亡くされたということだったのです。

 悲しいつらいことを思い出されることになってしまいたいへん申し訳なく思いました。それでも、お客様からは心からの感謝のお言葉を頂戴し深く頭が下がりました。

 悲痛な日々に耐え懸命に生き抜いてこられたお二人を始め、皆さんの尊いご期待を上回る高品質のお仏具を責任をもって謹製ご納入させていただかなければなりません。

 お荘厳が完成の後には、お二人が安堵され毎日を平穏に過ごされことを衷心より念じるばかりです。

 昨日はいち日、なんともいえない厳粛な気持ちにさせてもらいました。みなさん、ありがとうございました。スタッフの皆さんにも感謝です。おつかれさまでした。



 

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