2013年05月18日

東本願寺水道を歩く会

 本願寺水道が埋設されている上を歩く会に参加させてもらいました。東本願寺御修復事務所さん主催で毎年開催されてます。

 蹴上琵琶湖疏水→三条通→白川沿い→大谷祖廟(昼休後勉強会)→ 四条通→建仁寺前→五条大橋→渉成園→東本願寺の4.6キロメートル、高低差は48メートルです。


1-レンガ造りの水路橋
 蹴上にあるレンガ造りの水路橋、レンガを斜めに組み込み強度を高めたそうです。



2-田邉朔朗銅像
 琵琶湖疏水の設計施工、日本初の水力発電所を蹴上に完成させた田邉朔朗(たなべさくろう) の銅像



3-貯水槽
 本願寺水道の起点となる貯水槽です。装飾的なデザインが施され、明治の人のいいものを作ろうとする思想が伝わります。



4-大谷祖廟
 大谷祖廟さんでお昼休みです。



5-大谷祖廟で勉強会
 昼食後の勉強会、講師は立命館大学の大窪健之先生と金度源さん、ありがとうございました。



6-渉成園北側
 2012年11月、渉成園北側の上数珠屋町通りの下水道工事で送水管を発掘



7-明治時代の送水管
 渉成園内に保管された明治時代の送水管です。昭和25年に取り換えられた五条橋付近の管よりも強いことが実証されました。



8-お堀に見える送水管
 東本願寺さんお堀に送水管が通る起伏が見えます。数珠屋町通りからまっすぐ西へ伸びています。



9-水圧バルブ
 お堀前の鉄のフタを開けると水量をコントロールするバルブが見えます。



10-御影堂前の噴水
 御影堂門前で解散、噴水の水は2008年までは本願寺水道を通った琵琶湖の水でしたが、今はポンプでくみ上げられた地下水です。


 金度源さんが歩きながらもたいへん丁寧に説明をしていただきました。驚いたことは…
 
 ・会社近くの1メートル下に送水管が埋められ、その上を毎日歩いていたということ。
 ・水管直径は30センチ、その太さがもっとも水圧効果があるという高い設計力
 ・五条大橋工事の際に作り替えられた昭和の管は、明治時代の管よりも早く漏水したこと。
 ・蹴上貯水槽、水を貯めるだけのものでも意匠を施し心を込めていいものを作った。

 明治の人々のものづくりに対する想いや細部へのこだわりが伝わってきます。
 4度の延焼失から東本願寺さんの防災システムを作ろう。信心深い明治の人々の精神を動かせたのでしょう。

 そして今、東本願寺さんのために作られた水道を広く世に役立てようと「本願寺水道の再生と活用」プロジェクトが取り組まれています。
 東本願寺さんだけの安全から、広く社会全体への幸せへ…、これからの時代のあるべき姿です。

 暑い一日でした。大窪先生、金さん、東本願寺御修復事務所のみなさん、お世話になりありがとうございました。






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