2011年05月24日

茨城から工房見学、「木地の部屋」

 昨日の工房見学、

 同じ地域から同じ日に、同じお名前のお寺さんのご来場、

 ご本山御遠忌法要参拝ツアーに弊社京仏具工房見学を組み入れていただきました。

 今週は多くのご来場予定があるのですが、木地の部屋では宮殿・須弥壇(くうでん・しみあん)という大型仏具づくりが始まったばかり。

 まだカタチになっていないので見ばえがしませんが、実は重要な作業です。


1.仏具づくりの杖(つえ)

 本店の設計室で、建物と仏具との調和を確認しながらCADで全体図を描きます。

 木地師は「杖盛り(つえもり)」といわれる、仏具の寸法割り付けが最初の仕事です。

 写真の角棒が「杖」、この4面に巾・奥行き・高さなどを実寸で印します。


2.自然乾燥の紅松材

 木地の部屋の前にある紅松材‥

 板材にひいてから、ここで1年半から2年間自然乾燥し、

 パーツに適した材を選びます。


3.機械室で板材を切る、削る

 木地の部屋の奥にあるのが機械室、

 ここで長尺の板材を切ったり、削ったり‥

 しかし、ここでの作業時間はほんのわずかです。


4.手作業で仕上げ、高覧の柱

 木取られたパーツの加工はすべて手加工‥

 細部意匠は本山の様式を緻密に再現します。

 板材を、1〜2ヶ月かけて仏具のカタチに作り上げていく過程は見ごたえがあります。

 そして、いのちある木が仏具の姿にかわって大勢の人々に手を合わせてもらうのです。

 機会がありましたらぜひご見学をお申込みください。

 

 雨の中をご遠路、ご来場をいただきましてありがとうございました。

 金箔体験で作られた黄金の杯(さかずき)でお酒をどうぞ…

 きっと浄(きよ)らかな気分になれますよ。

 合掌

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