2007年12月31日

お内仏のお手入れ

新型仏壇 檜材 天然漆ため塗り 浄土真宗ではお仏壇のことをお内仏といいます。

 1982年に購入した新型仏壇ですが、そうじは私の担当です。

 去年一昨年も、この私の年末の恒例行事をブログに書いています。

 1976年に京仏具(株)小堀に入社、翌年この仏壇の製作工程を管理する部門に就いたのも、今思えば偶然ではなく必然だった気がします。

 なぜなら‥、

 こうやって手入れをさせてもらう都度、研ぎ澄まされた技術の魅力がどんどん高度化するのですから。

 30年が経過しても、新たに良さを発見できる‥

 これは、神秘さえも感じます。


 今も寸分の狂いもない木地、その技術者は最近引退されました。

 木と木をつなぐ細工‥

 スコンとはまって、かんたんにははずれない

 不思議です。

 私と同い年の息子さんが後継者としてその技術を受け就いておられます。

 厳しい状況が続いていますが、なんとかさらにその技術を伝承できる工夫を考えたいものです。

 完璧な精度の金具とうるし塗り‥

 お二人はすでに故人となっておられます。

 褒章や表彰とは無縁の方々でしたが、表舞台には出ずひたすら仏具づくりにいそしまれ、全国のご寺院に逸品を残されています。

 後世には、きっと日本を代表する技術として高い評価を受けられることでしょう。

 日本独自の技術ですから世界遺産です。

 この先何年続けられるかわかりませんが、

 日本の匠の技がこれ以上失われないよう、神秘な魅力を発揮してもらえる場面をつくりだしたいと思います。

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